さわらいど

さわらいど

ブルベ6年目の大学生→社会人。主に自転車ロングライドが中心。山形転勤おじさん。酒田の地から。

見えてきた2018年シーズンまでの展望。

昨日は陸上部の集まりがあって、長野にいた。腐れ縁で今でも繋がっているメンバー4人で飲んだ。途中1人抜けて、そのあと2次会、3次会と飲み進めるうちに、話は真面目なトーンになり、自分たちが抱えているモヤモヤを言葉にしていく。

僕はうまくそうしたモヤモヤの正体をはぐらかしながら、と同時に確かに胸の底にあるモヤモヤ自体―伝えることができなかった。というか、伝えたら全てが壊れる気がした。壊れてもいいものなのか、今の自分には答えられない。そういって、また僕ははぐらかす。

それでも、確かになったことがある。それは2018年のウルトラマラソンに向け、そこにいる全員一応なりに「やりたい」という話になった。というか、僕がただ1人で焦ってやりたいのだとはわかっているのだけれども―

終電でそのうちのまた1人を家まで送り、それこそ腐れ縁でここまでつながってきた友人の家へ向かい、そこでその日は泊まることにした。もう一度、マラソンのことを話す。どうしても僕は2人を完走させたい、と。なんて思い上がりというか、自分自身ウルトラなんて、ましてやフルマラソンは1回しか完走したことにないのに、上から目線な僕だ。

だけれども、そこで書いていて、僕は気付いた。僕は、一緒にその舞台に立って挑んでみたいのだ。まるで自分が高校生の時、インターハイに出ること自体を目標としていたように。誰かと立ちたい。もともと自分はそうしたいんだということに気付いた。誰かと一緒に、道の世界に飛び込んでいく。

実家に帰ったついで、練習日記を引っ張り出してきたときに書いてあった文章に目を引かれた。「自らを高めることで、他人がついてきたりする。」そんなことが書いてあった。つまり何がいいたいのかというと、「自分のことのためだけに頑張り続けるのは僕にとって難しく、誰かのためを思うとき、自分が頑張れるということ」だ。仕事で悩んでいた時、かつての自分はなぜ物事に対してがんばれていたのかというと、そういうことだと思う。じゃないと、みんなが引退をして、僕も引退を差し迫られるような状況になり引退するなんて、そんなことはしていないんじゃないだろうか。

「僕はその時、誰かのため、そしてその誰かと一緒になにかできることを探していた」

ということ。それは、瞬間でも僕が探し求めているもののひとつ。ブルベのスタートラインで知り合いがいなくても走るのは、ひょっとしたら途中で瞬間的な仲間が生まれるんじゃないか・・・なんてことだったり。

2年後の目標として1番可能性のある「えちご・くびき野100k」の話はしておいた。

来年の2月ごろにはスイーツマラソンをしたいなんて話がある。少しずつ、焦らずに先ずは自分、そしてなにより仲間も一緒に楽しめるようにはどうしたらいいのか、歩み寄りながら、意見を出し合いながら、この先に待ち構えている出来事に対して、自分から歴史を作っていくことを大事にしたい。無茶はなく、必要な寄り道をしながら。もちろん、2018年の後のことも考えていかないといけない。終わりにはしたくない。新しい化学反応起きて欲しい、だなんて僕は思う。

待ってろ2018年。僕は、それを迎えに行く。

2年後のこととか。

こんにちは。久しぶりにこのブログに記事を書き込んでいます。

キャノンボールが終わってから、亀太郎合宿で誰かと一緒に走ることのほうが楽しいことを何度も何度も再認識しつつ、今後はどうしようかな?と考えているばかりです。

ほんとはもう、方針は決まっているんだけど。

 

今後は9月に群馬300と伊勢1000。この2本しか思いっきり走ろうという気になりません。伊勢1000を完走できたらキャノボにトライしてみよう、とは考えています。本家に。たとえ現時点では完走できるかわからなくても、やってみようかなと。

だけどそれ以外、自転車は10月のエンデューロくらいしか頑張る予定がないです。

自転車以外にも、やりたいことがいーーーっぱいあるのです。

というか、自転車ばかりやってても、先が見えないのです。

私は自転車だけの人になりたくないのです。

 

キャノボをしている人をみても、ブルベを走っている人をみても、普段から365日自転車のこと、キャノボのことを考えているわけではないでしょう?それぞれ好きなものがあって、ふだんの生活でも自転車以外にも生活をしているはず。

なんて考えていると、自転車以外にもその時々でしかできないことってあると思うんです。強く。23歳だからできることが。

だからといって、自転車をやめるということではまったくないです。

僕は続けます。だけれども、それが生活のすべてにはしたくないということ。

 

 

 

 

初級キャノボ(東京→名古屋)はDNF

こんばんは。

 

三連休の中日、7/17(日)に東京→名古屋キャノンボールに挑戦してきました。

今回で挑戦は二回目。ファーストトライが2週間前のことだったのでリトライまでのスパンとしてはとても短いものになりました。

結果としては、194km地点、宇津ノ谷峠で霧の気配を感じたためDNF。直前に登った箱根峠でゼロ視界の中ダウンヒルした精神的負荷は大きく、心がポッキリと折れちゃいました。

忘れないように、ざっくり箇条書きで振り返ります。

 

【スタートまで】

  1. スタートは3日前に天気予報に変化が見られたので検討を進めていた
  2. ほんとに雨が降らなかったので行くことを決断したのは土曜日の夕方
  3. 急遽準備したのでGPSのデータももう一度作りなおす→0時就寝
  4. 早朝引き続き準備。終わってすぐ出発→12時スタートに
  5. スタート直前に食べるのを忘れる。これが後々ハンガーノック
  6. 記念写真を通行している家族に頼んだら名古屋から遊びに来た人だった

【スタート~小田原】

  1. 12時ということで銀座のホコ天規制に引っかかり外堀通りに迂回→新橋駅前でミスコースで4分ロス
  2. バスに引っかかると大幅にタイムロスする(平和島横浜駅前、戸塚周辺)
  3. 走行中の補給におにぎりは向いていない(コンビニの大休止など。)食べるならクリームパンやコッペパン類など。
  4. 戸塚で吉田大橋を渡る必要なんてどこにもなかった
  5. 混むのは戸塚まで。藤沢からは高速地帯。
  6. 三連休は走るものじゃない。
  7. 平塚~大磯辺りまでMATSURI BAYASHI。子どもを載せた山車というか軽トラックが走っている。そして太鼓を鳴らしている*1
  8. 平塚でハンガーノックになり、パワー出して20秒走ると視界が歪む事態。
  9. コンビニでパン補給。結果としてもっとカロリーを補給しておくべきだった

【小田原~箱根~沼津】

  1. 箱根湯本辺りまでは平気。でもハンガーノックの兆候あり。
  2. 箱根湯本で自撮りしているカップルを見て「なんで俺は自転車に」と
  3. 登り始めて3分でエネルギー枯渇。息切れが激しくなる
  4. 箱根峠は意外と交通量が多い
  5. 大涌谷ヤマザキショップで800kcalほど補給。食べたら少し回復(20分ロス)
  6. 650m辺りから急激に霧。700m辺りから暗くなり視界がかすむ。
  7. 芦ノ湖は何も見えない。箱根峠てっぺんは街灯なくなりビビる。
  8. 沼津方面へのダウンヒルは本当に危険。小田原方面に降りたほうが安全
  9. ライト2灯のおかげで命からがら視界を確保。
  10. 降りたらお尻が濡れてそこから雑菌が入る→リタイヤ時に痛む

【沼津~富士~由比】

  1. 沼津からは高速地帯。結構走ってて好きな区間だった。
  2. 吉原の駅前で電話。12分のロス。この時点でパッシブに。
  3. 富士川大橋の歩道への移動は本格的なシクロクロス。フェンスの上まで自転車を担ぎ上げることもキャノボ
  4. 西倉沢まで向うまで、下の道路を走るならミスコースに気をつける(必ず西倉沢に向うには狭い道路を走らないといけない)
  5. 太平洋自転車道は確かに小石が多い
  6. 清水市街から急激な眠気。それをひとりごとで訴える

【宇津ノ谷峠~リタイヤ】

  1. 大橋の辺りまでなかなか着かない。疲れている。
  2. 宇津ノ谷峠までの登りが遠い。ポツポツ雨。嘆く。「次濡れたらやめる!」と声に出す。
  3. 案の定雨。そして霧が出ていることに気づく。完全に箱根の恐怖に怖気づく。
  4. 地下道発見。東京→大阪達成者でも雨宿り30分していたのを思い出し、しばし休息。そして進退を決める。
  5. 完全に気が萎えてDNFを決断。地下道でゆっくり休む
  6. 午前三時までうだうだ、それから始発電車が5:05静岡→沼津行きを見つけたので移動
  7. 途中よったミニストップすき家で接客してくれた人が外人だった(静岡はブラジルっぽいイメージあるからブラジル系?)

とまあ、こんな感じでした。

改めて振り返ってどこが失敗だったかなあと思うと、どうしてもスタート時刻が遅かったような気がします。正午スタートにすると、箱根峠はまだしも、宇津ノ谷や金谷峠を暗いコンディションの中走らないといけないのがだめだったなあ。朝スタートにして、終電とか考えないで翌日新幹線で帰るとか在来線使うとか、なんとか達成への心構えを進めていけば走りきれるのではないか?と思うように。

*1:ツールのかあちゃんアタック状態だった

初級キャノボ振り返り

なんでだめだったのか。第一回初級キャノボは164km地点、藤枝駅手前にてDNF。

リタイヤした原因を分析しつつ、次回からどう取り組めば達成できるのかを確認してみることにした。

(1)直前に新しいものを使わない/一度試してから判断する

今回、実は輪行袋を新しくしました。オーストリッチの薄型輪行袋に。これまでは厚手のものを使っていたのですが、今回初級キャノボということで装備品は本家キャノボを意識して軽量/省スペース化に取り組んでみたのです。が、それがきっかけとなり幾つものトラブルの元凶となりました。

  • 輪行時に戸惑い、エンド金具用のクイックレバーを間違えて自転車に取り付ける→後輪パンクの遠因に。

(2)コンビニ―会計にて―

キャノボに限らず、ロングライドになると必ずどこかで大休止は必要になる。今回はこれまでのキャノボ挑戦者のログから参考にだいたい60km間隔でポイントを設置し、休憩したが、その会計時に使ったのは現金。どうなったのかというと・・・

  1. 時間のロス:会計時どうしても小銭を取り出すのに手間がかかる→お札で出す→更に小銭が増える→取り出すのに手間が…のエンドレスリピート。
  2. 心理的な不安:容量がかさばり、小銭が落ちるのではという心配に襲われた。

【対策】コンビニでは交通系ICを使う/自販機ではお札or小銭を使う

(3)コンビニ―補給、休憩にて

 今回のコンビニ休憩、計画では約60~70km間隔で設定したものの、暑さから耐えられずに何度もピットインすることに。

ちなみにそれ以外の主要ロスタイムは

  • 18~19km地点のパンク-停止時間40分(移動10分、店舗前修理30分)
  • 掛川バイパスのミスコース-停止時間1分30秒
  • 掛川市立東山口小学校前のスローパンク(フロント:空気のみ)-8分
  • 金谷峠入り口-(フロント;空気のみ、リヤチューブ交換)-38分

金谷峠通過時刻スタートから09:20経過:ノートラブルなら当初の予定06:50から-01:10くらいのロスで行けたかもしれない、と考えると改善の余地はまだまだある。

 

 

(3)補給ー対ハンガーノック対策/タイムロス軽減の為には

前回の白馬・木崎湖600の際にハンガーノックが遠因となり、芦川トンネルまでの登りで力尽きてリタイヤとなってしまった反省から、今回は走りながら補給することを意識し、事前にファミマの羊羹を5本、名古屋スタートということでういろう2本をトップチューブバッグに詰め込んで走りだした。

結果としてどうなったか。

  1. 甘味に対する抵抗:甘いモノを飲んで、補給カロリーを摂取していた(ポカリスエットやコーラなど)ため、ようかんに対する食欲が落ち、あまり食べなかった。(1本残した)
  2. 空腹感との闘い:ファミマの羊羹は一本あたり160Kcalということで、これはおむすび類と比較して(だいたい180kcal)比較的遜色ない。しかし、これだけ補給してもお腹に満足感は生まれなかった。
  3. ハンガーノック:160km地点、藤枝でDNFを決めた時点で身体に震えが発生。我慢していたものが一気に崩れた。帰宅後、深夜にも関わらずペヤング超大盛り(1000kcalぐらい)を買って半分くらい食べれたけどもうヘロヘロだった。
  4. 塩分を欲しがる:甘味ばかり食べていた割には塩分摂取が全然できておらず、135km地点の掛川のファミマに寄った際、勢いでランチパックのツナマヨ/ハム味を購入。甘味は受け付けなかったが、塩気があるこれは一瞬で食べてしまった。

【対策】

1,2,4→神楽坂つむりさんのブログを見ていたら、走る前の段階でフレームバッグにコンビニおにぎり(海苔を自分で巻かないタイプ)を何個も詰めている記事を見つけた。「海苔を巻く面倒もない」と書いてあったが、これは僕もぜひ見習いたい。そうすることで甘いものだけを補給する苦労からも開放され、ようかんのみでスカスカだったフレームバッグを有効活用できる。次回から取り入れる。

3→消費カロリーの把握+摂取カロリーの目安計算。Stravaでログを計測したのだが、170km走って消費カロリーは3,422kcal。つまり100kmあたり、2,218kcalは消費していることになる。各種ログアプリによって数値にバラつきは生まれるのだが、今回はこのデータを信用してみることにした。

100km=2,218kcalということは、約372km走る初級キャノボでは約8,251kcalを失う。ここでは1番ハードに摂取するであろう箱根の文は考えられていないはずだ。となると、実際は↑+500kcalくらいは消費するのではないだろうか。

ハンガーノックになるということは、摂取カロリー<消費カロリーのほうが遥かに大きいということ。できるだけその差を減らすことだ。

 

また、7月など30度を越えるような時期には凍結ペットボトルを購入するのがいい。

  • 水分補給量が氷の氷解度によって制限されるため、がぶ飲みを防ぐ効果
  • いつでも冷たい水を確保できる。
  • 熱の貯まるところに当てると氷枕のような効果

この時期のセブン-イレブンなら基本的にどこでも置いている。必要になった際は空いててよかった、セブン-イレブンだ。

 

(5)点検整備を怠らない

  • チェーンに油を入れる+汚れを落とす
  • 空気圧を入れる

このふたつを今回はしなかった。その結果、走行中に余計な不安感を持つことになったし、リタイアの原因になったパンクもなかったのかもしれない。砂利道を通ってしまったのも、原因だろうけど。

(6)内部から冷やすのではなく外部から熱を冷やす

  • 冷たい飲み物は清涼感はあるものの、外部が暑くやられていた。
    →水を頭からかけると大分楽に。
  • 大作産業が「マジクール」なるコールドスカーフを販売していたので購入、しかし持ってくるのを忘れ、熱地獄に。+どこでもアイスノン シャツミスト エキストラミントの香り 100ml でも購入して走りつつ使用すれば8月の初級キャノボも可能か?どうやら、2時間くらいは清涼感の効果があるらしい。使い過ぎると現状の体温と噛み合わず熱中症の深刻化という恐れはあるが、テストしつつ進めていき検討していきたい。

www.amazon.co.jp

 

ざっとこんなところだろうか。今回のライドは課題を可視化できたことに大きな意義がある。普段のブルベでは「リタイヤした。悔しい。」ぐらいで留まっていたところだ。やはりキャノンボールのように達成基準タイムがシビアな場合、可能な限りストレスレスで速く走ることが達成への第一歩なのだ。

初級キャノボ挑戦記 【名古屋→東京 24時間】

7/3(土)の午前10時、名古屋→東京キャノンボール(いわゆる初級キャノボ)に挑戦してきました。

結論から言うと、私は164km地点の藤枝でパンク多発でチューブ不足に陥りリタイヤでした。ブログを書いている現時点でも、なかなかこの現実を受け入れることができずに次のモチベーションを探している状態です。

完走できなかった原因を振り返り、次回のトライでは達成できるよう分析し、振り返っていきたいと考えています。

後日、日記を書きますが

①日記調

②チェック(良い点・改善点・楽しいこと等の箇条書き)

の2つの視点から書いていきたいと思います。

長野マラソン2016参戦記

先週の日曜日、私的2016年春最大のイベントである長野マラソンを走ってきました。

3月に予定していた春のランニングフェスティバルin松本を引っ越しによりDNSで、その直後に入社式があり、研修があり、再び引っ越しがあり、そして配属先に勤め始めるなどと、ランのことなどすっかり手付かずな状態で、ことイベントがやってきました。

 

思えば、エントリーした昨年の11月なんて学生真っ只中、社会人になって長野マラソンに出る余裕なんてあるのだろうか、いや、ここはいったいどうしたらいいのか・・・うーむー。エントリーしよう!とポチー。

RUNNETのホームページは午前10時30分からずっとパンク状態でアクセスできない状態。ようやく動き出しか!?と思ったら、「ただいまサイトが大変混み合っています。30秒毎に自動更新されるので、しばらくお待ち下さい」とのメッセージ・・・。

30秒で更新。「ただいまサイトが・・・」

30秒で更新。「ただいまサイトが・・・」

30秒で更新。「ただいま・・・・」

うわーーーーーー!!全然つながらない。自宅からちょっと離れたところにいるので、PCからのアクセスは諦め、スマートフォンから何度も何度も頑張る。セブン-イレブンWi-Fiも駆使して、ひとしずくのワンチャンスをただただ狙う。

「確か長野マラソンは2時間でエントリーが締め切りだよな…焦ることはない。ない」

そうして待つこと15分。普段の更新とは妙にページの開き方が違う…

パッ!「エントリーする種目を選んでください。」

きたー!きたー!ついにエントリーできる!よし!と意気込んだ私は、フルマラソンの欄を押し、エントリーが無事済んだことを戻ってはスクリーンショットに収める、という行為を何度も繰り返し、無事長野マラソンのエントリーを済ますことができた。

 

エントリーをすましたことで安堵感を手に入れた私は、再び堕落した生活の予備軍的生活を送っており、卒業論文を書こうと意気込んで再び走ることからすこし足を遠ざけていた。もちろん、全く走らなかったどころではなく、なんと2月には人生初のフルマラソンとして、勝田マラソンを走ってきたのだ。走り終わった時にやってくる多幸感と疲労感。私は最初、その疲労感だけを抜き取ろうと考えて走るのをやめていたのだが、気がついたら多幸感すら忘れ、走ろうとするモチベーションも浮かばないまま、生活を送っていた。

そうして時は流れ、今年の4月。入社式を終えて、研修からの配属でOJT。どこにも走る余裕を心に持たないまま、そろそろ走らないといけないなという気持ちと、再び走り始めた時にあまりにも身体の動かなさを感じる自分が怖くて、なかなか最初の一歩を踏み出せないで、いよいよ長野マラソンまで一週間を切った。

 


研修と勤務の疲れは、精神的なもの。対する身体は怠けきっており、動かないストレスとデスクワークの連続によって、節々が張っていた。もう限界だ。そう思って、事務所務め初日の夜に外へ出た。同僚には、新しくやってきたこの街の周辺に何があるか知りたい、という適当な理由を付けて外に出た。

久しぶりに走ると、身体がよく動くのか動かないのか、それすらよくわからない。1kmほど走って、思いっきり足が上がらなくて張り始めて息が上がった辺りで、「ああ、体力落ちたな」と実感できた。結局、その日は3kmほど走って満身創痍になって、シャワーを浴びて間もなく寝た。

その翌々日くらいに、不安なのでもう一度外を走った。今度は7kmほど、まあ、明日も仕事があるなら上出来か、くらいで切り上げる。

僕が長野マラソンの一ヶ月前に走ったのは、たったこの2回だけだ。それ以外は、ほど運動らしい運動はしていない。厳密に言えば、27日前にサイクリングを40kmほどしたが、四捨五入したら30日、一ヶ月といっていいだろう。

 

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GVR G-101はなかなか使えるヘルメット!

※この記事は私がサイクルベース名無し(CBN)に掲載したレビュー(http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13897&forum=51&post_id=24115

をブログ用に転載した形となります。更に詳しく書きたいと思い、こちらのほうにも書くことに致しました。

 

GVR G-101

購入価格 ¥4,500

GVR(http://www.gvrhelmet.com.tw/index.php?lang=jp)という台湾のメーカーが製作・販売をしているヘルメットです。発売は2012年。

日本国内での販売は群馬にあるESTというインターネット上でバイク用のヘルメットを販売している業者が担当しているようです。

購入方法ですが、ESTの製品用ホームページ(http://gvr.jp/) 
または、製品名を検索すると楽天等の通販から「NEO RIDERS」というESTのホームページからこの製品を購入することができます。



【購入動機】


ヘルメットを購入しようと思い、専門店に向かったのですが、やはりヘルメットの値段は高く、きちんとしたものを買おうとすると、だいたい¥10.000はやはり掛かる…と断念。

・格好いいデザイン
・信頼が確保できる
・それでいて安いもの

というこれら3点の条件を満たすヘルメットがないのかを調べていたところ、このヘルメットをネット上で発見。おそるおそる購入してみました。


【製品概要】

[格好いいデザイン]
このヘルメット、4種類のカラーパターン×4色=全16パターンから選ぶことができます。
赤、白、黒、黄色といった単色系の[solid],同じく単色系でそこに黒が差し色になっている[Iron Man]、白をベースとして、赤、青などの差し色が入っている[Aurora][Crystal]、のラインナップです。

私のヘルメットは[Crystal]のRedを選びました。宇都宮ブリッツェンのヘルメットみたいで私の赤×黒の自転車にはとても相性が良いです。

ヘルメットのカラー・パターンがやたら目立つということもないので、いろんな自転車、ウェアとの相性が良さそうです。通常、¥4.500という価格帯ですと、これほど色の選択肢が自由なヘルメットはほとんどありません。


[信頼性が確保できた]
「¥4.500という低価格で信頼性があるのかよ?」という心配がありますが、なんとこのヘルメット、JCF(日本自転車競技連盟)の”公認”を受けており、JCFのレースで使用可能なのです。その証拠に、ヘルメットの後ろにはJCFマークが取り付けられています。



これでも不安だったので、JCFのホームページをチェックしてみたところ、
きちんと”公認”であることが示されていました。
http://jcf.or.jp/?page_id=11647 
※[id]欄の409番がこのヘルメットを指します。

※JCFによる公認ヘルメットの規定について
「本連盟は自転車競技の安全と競技としての特質を考慮し,本連盟および加盟団体の主管する自転車競技大会に使用するヘルメットを次により公認する」
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2014/11/helmet15-web.pdf

検査をパスしたということで、得体の知れないヘルメットではないということが、私の購入の決め手となりました。


【実感】


いわゆる”キノコ”頭になる心配があったのですが、実際に着用してみるとそのようなことはありませんでした。(写真は筆者)




・公称260gということで、SELEVのMatrixとほぼ同じくらいの重量でしたが、実際着用してみるとそれほど”重い”という印象はありませんでした。

・ヘルメットのサイズはフリーサイズ(54-60cm)となっており、頭の大きい私でもすっぽりと入りました。フリーサイズの良い所は、様々な頭の形状をカバーできるという点にありますが、別の視点から見てみると、特定のサイズに沿って作られたヘルメットと比較してフィット感が落ちるということが言えると思います。

G-101ではその部分を解消するために、アジャスターの可動域がかなり広く設定されており、それなりに自分に合った幅に調整することが可能になっています。アジャストの部分は、OGKのREGASのように、ダイヤル式となっています。



ダイヤル部分がとても大きく、調整しやすい設計となっている部分がGOOD。

というかこのヘルメット、少々OGKを意識しているかのようなデザインになっているのは気のせいなのでしょうか。


ベンチレーションは約19箇所。実際着用してみてもそれなりに機能していると感じました。ヘルメット前方の通気性がより良くなれば嬉しいところです。

後方部分にはヘルメット尾灯を付けれるくらいのスペースがちゃんと確保されていました。
ということで、ここにはBikeguyのトライスター レッドを装着。*1 



夜間走行時の際、車両からの視認性確保には大きく役立つヘルメット尾灯をうまく装着できることもこの製品のGOODなトコロだと思います。

裏側のパッドはわりと剥がれやすいです。


半年~1年間に一度は交換するようになるかと思います。このパッドもEST社から楽天等の通販で購入することができます。

www.amazon.co.jp

 

【まとめ】


低価格の割にはしっかりとした性能を持っているヘルメットです。
カラーバリエーションも豊富で、フリーサイズ。そして何よりJCF公認。

「自分にあったヘルメットってまだわからない」とか「学生でお金があまりないけれど、安心感のあるヘルメットが欲しい」という方には特にオススメです。

重ね重ねになりますが、
この製品は、この価格ながらJCF公認であるというところが重要な点だと思います。

※ちなみに、同社のG-103、G-203VはJCF公認ではなく”推奨”です。推奨だとレースに出れないので間違いのないよう。

価格評価→★★★★★(ヘルメットは安いものは良い物というわけではないですが。)
評   価→★★★★☆(この値段でJCF公認という信頼性と、満足できる機能を踏まえて。)
<オプション>
年   式→2012年 購入は2014年3月
実測重量→ 240g

*1:ロングライド界ではトライスターレッドの人気が爆発的に高いです。電池の取り外しにドライバーが必要になることはネックですが、その要素を払拭できるくらいの性能なところがGOOD。